はじめに

どうも、カメのひと歩きです。

先日、幕張メッセおよびオンラインで開催された 「AWS Summit Japan 2025」（6月25日〜26日） に参加してきました！

AWS Summit は、日本最大級の “AWS を学ぶイベント” であり、技術者からビジネス層まで、あらゆるレベルの参加者が集まる場所です。

私は今回が初参加。「クラウド技術の“今”を、ちょっと外からのぞいてみる」そんな感覚で足を運んだのですが、想像以上に学びと刺激の多い2日間になりました。

この記事では、当日の雰囲気や印象に残ったことを、ひとりのエンジニア目線でレポートしてみたいと思います。

イベント概要：AWS Summit Japan 2025って？

AWSの最新動向や各社のクラウド活用事例を、学んで・聞いて・体験できる、まさにクラウドの祭典でした。

会場で感じた、“リアル開催”ならではの熱気

まず会場に着いて思ったのは、「想像の何倍も規模が大きい！」ということ。幕張メッセのホールは広く、どこを見ても人・人・人。

AWSユーザーだけでなく、学生さんや企業のビジネス担当の方、パートナー企業の方など、本当にさまざまな立場の人たちが集まっており、「クラウドって、今や業界を超えて“共通言語”になってるんだな」と、自然に感じる場面が何度もありました。

そして実際に足を運んでみて感じたのが、“リアル開催”ならではの熱気です。どのセッションも事前予約で満席。当日枠を狙って並ぶ列ができているほどの盛況ぶりで、クラウドや生成AIへの関心の高さを、会場全体からひしひしと感じました。

個人的に特に印象に残っているのが、受付付近に設置されていた黒板型の自由記入スペース。

来場者が手書きでロゴやメッセージを書けるようになっており、スペースはびっしりと埋まっていました。

「これだけの企業やエンジニアが、この場所にリアルで集まっているんだ」

その光景を目にして、じわりと胸が熱くなりました。

セッションから見えた、“クラウドの今”

AWS Summitでは、AI/ML、セキュリティ、FinOps、生成AI、IoT、Web3など、今まさに変化の中心にあるクラウドの最新トピックが網羅されていました。まさに“クラウドの今”を象徴する内容です。

中でも印象的だったのは、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 代表執行役員社長である白幡洋一氏による基調講演「ビルダーと描く新たな価値創造」。

「イノベーションは日々の積み重ねから生まれる」というメッセージには、クラウドが社会課題解決の基盤となりつつある現在地が表れていました。

AWSは単なるインフラではなく、誰もが“ビルダー”として価値を生み出すための土台である。

この視点は、全セッションを通して一貫して感じられました。

また、参加セッションの一つ「データとAIが変える公共サービス ～行政・教育・医療での最新活用事例～」では、公共分野におけるクラウドの社会実装がすでに始まっていることが、非常にリアルに語られていました。

構成や設計の背景まで踏み込んだ実践的な内容で、クラウドが「使うもの」から「考えて構築するもの」へと確実に進化していることを実感。

• 自治体の業務効率化

• 教育現場でのパーソナライズ学習

• 遠隔医療の基盤構築

といった具体的な取り組みが紹介され、導入プロセスや現場での課題、成果といった現実的な側面にも触れられていた点は非常に参考になりました。

セッションや展示だけじゃない！AWS Summitのもうひとつの魅力

AWS Summit では、会場を歩くだけでもワクワクするような仕掛けがたくさん用意されていました。

• 先着でもらえる 限定クッションやお弁当

• 会場を巡る スタンプラリー企画

• AWS認定者向けの ラウンジ＆グッズ配布

さらに、クイズ大会やハンズオン、GameDayなどの参加型企画も充実。

「ITイベントって、ちょっと堅そう…」

そんなイメージを覆す、カジュアルで開かれた雰囲気が魅力でした。

興味があるなら、一度は行ってみてほしい

正直、最初は「クラウドのイベントって自分に関係あるのかな？」という気持ちもありました。

でも、実際に参加してみると、クラウドが「どこか遠い技術」ではなく、「日々の仕事や暮らしに密接につながっている」ことを実感できました。

AWS Summit は、技術に詳しくなくても大丈夫。

「ちょっと知ってみたい」「今どんな技術が話題なのか気になる」

そんな気持ちがあれば、十分楽しめます。

一方で、クラウドに関わっているエンジニアにとっては、

他社の事例や技術トレンドを肌で感じられる、貴重なインプットの場でもあります。

現場の熱気、課題への工夫、未来に向けたアイデア。

すべてが、自分の仕事やチームと自然につながっていくような、そんな体験ができました。

おわりに

初参加ではありましたが、とても充実した2日間でした。

展示、セッション、そして参加者同士の交流など、どれも今後の業務や学びに活かせるヒントが詰まっていたと感じています。

来年もスケジュールが合えば、ぜひまた参加したいと思います。

もしこの記事を読んで「少し気になる」と感じた方がいらっしゃれば、次回の AWS Summit、ぜひ一度足を運んでみてください。

スライドや記事では得られない、生の熱量と現場の本音に触れることで、新たな視点や発見が得られるかもしれません。