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社員インタビュー

カメのひと歩きで、クラウドの広い海を泳いでいく──小学校教諭からAWSエンジニアになった、彼女の1年間

未経験から一人前のAWSエンジニアへ──
クラウドセントリックは、育成体制を強みの一つに掲げています。ただ、未経験と一口に言っても、その「ゼロ地点」は人によって大きく異なるもの。
「前職と違って、成果の手触りがすぐに得られない。でも、今の仕事には間違いなくワクワクしてます」
そう振り返るのは、2025年4月にクラウドセントリックへ入社し、現在は大規模なマイグレーション案件(既存のシステム、データ、アプリケーションなどを、クラウドなどの環境へ移転・移行)に従事するK・M。
前職は、小学校教諭。地方と東京で計5年間、教壇に立ち続けた彼女が次の挑戦の舞台に選んだのは、AWSエンジニア。当然、IT完全未経験の中でこの世界に飛び込んだのです。
入社から1年。会社のブログでは「カメのひと歩き」名義で発信を続け、2025年12月にはラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2025にも自ら手を挙げて参加。
教室で見ていた景色から、いま、見ている景色へ。彼女の激動の1年間を振り返ります。

教壇から、未経験でAWSエンジニアへ

Kさんは、もともと小学校の先生をされていたんですよね。

K・M:大学卒業後、地方の小学校で4年間、担任を務めました。教員は一定の年数が経つと異動するのが一般的ですが、そのシステムが自分にはあまり合わないと感じていて。 もともと、「自分が好きなところで働きたい」という思いがあり、東京の教員採用試験を受け直し、東京で1年勤務し、クラウドセントリックに転職しました 。

地方から東京へ、まずは教員のまま場所を変えて。そこからわずか1年で転職を決めたのは、東京で何かが見えたからですか。

K・M:東京に来てみると、挑戦できることの幅がとても広いと感じました。その中で、いつか教員以外の仕事にも挑戦してみたいと思うようになりました。

小学校の現場で担任をしていたわけですが、教員という仕事のどこに一番手応えを感じていましたか。

K・M:もともと私は、教育そのものに興味があって。どうやって勉強すれば子どもの力が伸びやすいのか、どんな環境が適しているのか、どんな仕組みなら機能するのか。そうした点にとても興味があって、授業の研究にも携わっていました。

そこからIT、それもAWSというのは、かなり振り幅がある選択肢に見えます。ITの世界に興味を持つきっかけみたいなものは何だったのですか。

K・M:実は、教員時代に校内のデジタル推進担当を任されていたんです。理由は、私がApple Watchをつけていたということがきっかけだそうで(笑)。

つけていたから?(笑)。

K・M:はい(笑)。教育の現場はデジタルに強い人が比較的少なく、ちょうどコロナ禍でICT活用が一気に進んだ時期でもあり。 1人1台の端末導入や運用整備に関わる中で、技術で現場を支えることの面白さを感じるようになりましたね。

また、基盤はGoogleのサービスを使っていたので、 データをクラウド上で扱う環境にも触れていました。 振り返ると、今の仕事にも少し通じる経験だったのかもしれません。

改めて聞きますが、なぜ教員をやめてエンジニアの道を志したんですか?教員時代に持っていた問題意識と、今の選択は、どこか繋がっているんでしょうか。

K・M:もっと広い領域で、仕組みや技術を通して人を支えたい、せっかく勉強するならワクワクした環境で勉強できたらいいなって。教えていた立場だからこそ、その大事さが分かるというか。

クラウドセントリックを選ばれたのも、そこからの自然な流れだったと。

K・M:会社を探す中で、「クラウドで『ワクワク』を。」というスローガンが、すごく腑に落ちたからです。「この会社なら、 自分が大事にしたいことも応援してくれるんじゃないか」って。何社か受けさせてもらった中で、最後はここに決めました。

先輩を頼り、仲間と切磋琢磨する──実感の湧かない、新しい世界での歩き方

入社して、完全未経験からのスタート。何が一番大変でしたか。

K・M:実感ができるものが、すごく少ないなって思ったことですかね。例えばIPアドレスも含めて、目の前にあるわけじゃない、決して身近ではないというところでしょうか。

確かに、教科書やテキストで読んでいても「これか!」と、すぐにつながる瞬間はなさそうですね。

K・M:学校の勉強って、習ったことが身の回りにあって「これのことか」ってつながることが多いんです。でもITは、わからないワードを調べても、どういう状態かがわからないというか、イメージがしにくい。それを噛み砕いて理解、イメージするのに、すごく時間がかかりましたね。

分かったつもりになっても、現場で問い直されることも多い世界ですよね。

K・M:そうなんです。「どうしてそうなるの?」「なんでこの設定が必要だと思う?」って聞かれるたびに、自分の知識が足りないんだなあって、何度も感じていましたね。

そんな中で、「突き抜けた」って感じる瞬間って、ありましたか。

K・M:突き抜けたとは、未だに思ってないです。だからこそ、やるしかないなって。

私は実際に手を動かしながら理解を深めるタイプなので、ハンズオンの環境を用意してもらえたのは大きかったです。とにかく触って、試して仕事を覚えていきました。

それに加えて学んだことはドキュメントに残すようにして、 ナレッジをいっぱい貯めて、振り返って。

それを繰り返すうちに会話の内容についていける場面が増えてきて、そこに嬉しさを感じるようになりましたね。

孤独な戦いではなかった、というのも、御社でよく聞く話です。Kさんが入社された2025年4月は、確かこれまでで一番大きな10人の同期だったとか。

K・M:そうなんです。みんな結構仲良くて。今でもオフィスで喋ったり、フランクにご飯に行ったりしています。

分からないことを聞いたら答えてくれる人が、何人もいるというのは本当に大きいです。仲間の存在が、何よりもありがたかったですね。

インタビュー風景

大規模案件と自社プロジェクト──教えてくれる人と、自分で動ける場所の2つが私を成長させてくれた

今、入られている案件についても、差し支えない範囲で教えてください。

K・M:三菱電機グループの、数千台規模のオンプレミスや仮想サーバーをAWSに移行していくプロジェクトに入っています。ちょうどアセスメント(特定の目的のために必要な情報を収集・分析し、客観的に評価・査定するプロセス)が終わったところで、今年の5月から実際にどう進めていくかという段階に入ります。

チームリーダーであるS・Dさんと、同じプロジェクトでしたよね。

K・M:そうですね。私は別のチームなんですけれど、4チームに分かれていて、拠点ごとにアセスメントをする形なので、同じことを別の拠点でやっているという感じですね。

手を動かすタイプとおっしゃっていましたが、アセスメント中は、ゴリゴリ自分で手を動かす場面はそこまで多くないのでは。

K・M:そうなんです。アセスメント自体は協力会社にお任せするので、自分で設計して、考えて、AWSを触って、という段階はまだこれからですね。

では、どうやって自力をつけてきたんですか。

K・M:学んだことを忘れないように、 社内プロジェクトにも参加していました。 アプリの開発・運用に関わる案件に入り、周囲の方に教わりながら実際に手を動かして、AWSへの理解を深めていきましたね。

プロジェクトの方は、教えてくださる方にも恵まれていると。

K・M:はい。幸運なことに、丁寧に教えてくださる上司や先輩方がたくさんいて。細かく質問して、聞いた内容をまた貯めて。その繰り返しです。

「教えてくれる人」と「自分で動ける場所」、その両方が用意されている環境があるからこそ、ちゃんと踏み出せた1年だったとも言えそうですね。

K・M:そうかもしれないです。自分の知識が足りないなって今でも思いますが、それが焦りだけで終わらずに、次の一歩につながっているのは、この環境のおかげだと思います。

GI値検索アプリ作成から、ラスベガスのre:Inventまで──「カメのひと歩き」が見せてくれた景色

Kさんといえば、社内では「カメのひと歩き」という筆名でブログを更新されてますよね。書くきっかけは?

K・M:「ぜひブログを書いてみてほしい」と言われまして。それまでのブログは技術色の強い内容が多く、自分には書けないかもしれないと思っていました。

それでも書こう、書けるかもと思ったのはなぜでしょう。

K・M:「ブログを読んで入社しました」という人は、結構いるんじゃないかなと思って。社長の浅井さんに「技術色の強い内容じゃなくてもいいですか?」と聞くと、「会社のことも伝えたいんだよね」と答えてくださいました。それなら自分が役に立てるかもしれないと思えたからです。

最初の頃に書かれた記事は、確か「GI値検索アプリ」でしたね。

K・M:はい。私自身、技術のイメージが湧かないことや実感できないことがすごく多かったので、それが少しでも実感できたことを記事に残したいと思って書いていました。技術紹介というよりは、読者に「こういう使い方もできるんだ」って身近に感じてほしくて。

実際に、入社された方から「ブログを読んでいた」という声も届き、会社のちょっとした助けになったらいいな、そんな気持ちで更新を続けています。

そしてもう一つ、Kさんが自ら手を挙げたのが、2025年12月のラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2025への参加ですよね。

K・M:実は、AWSは日常的に利用していましたが、その技術的な深さや世界的な影響力を実感できずにいたんですよね。

AWSに関わる世界中の方が集まるイベントで、どれくらいの熱量で皆さんがAWSと、最新技術と向き合っているのかを感じたかったんです。社長も「実際の熱量を感じてほしい」と言ってくださったので、立候補させてもらいました。

現地で実感したのは、どんなことだったんですか。

K・M:仕事も国も立場も、使う言語さえ違うのにAWSの話でつながれる、分かり合える。それってすごいことじゃないですか。AWSってそれぐらいすごいもの、いわば共通言語なんだって、改めて実感したんです。

その実感が、その後の自分にも何か変化を起こしましたか。

K・M:この経験を通じて、自分ももっと挑戦してみよう、いろいろなことに取り組むべきだという気持ちが強くなりました。そして、この技術に関われることの誇りを改めて感じるようになりましたね。ブログも滞在中は毎日書き続け、その熱意を伝えたいと思ったくらいです。

これから飛び込む人へ──「経験が必ず活きる場所になる」

最後に、未経験でこの世界に飛び込みたいと考えている方々にメッセージをお願いします。まずは、大変な側面から正直に。

K・M:自分で勉強し続けないといけない、ということでしょうか。技術の進歩やアップデートのスピードが、他の業界と比べても圧倒的に速いです。

私がいた教育の世界は比較的、完成された世界だと思っていて。学習指導要領は10年ごとにしか大きく改訂されず、カリキュラム自体の変更はそう頻繁には起こりません。そのため、授業方法や教材の改善によって対応できる部分が多いです。

それと比べると、エンジニアの世界って例えばAIのトピックだけ切り取っても、半年前と今では全く進化のレベルが違いますよね。その速度についていくのは、新しいことが好きっていうだけでは追いつけないかなと。好きは大事なんですが、同時にキャッチアップし続ける努力は間違いなく必要ですね。

ポジティブな面はいかがですか。

K・M:経験が必ず生きる場所になる、ということはしっかりと伝えたいです。

私が教員時代に培った、「アウトプットすること」、「相手に分かりやすく伝えるための工夫 」は、確実に今の仕事に活きています。社内で研究部みたいな活動もやらせてもらっていますが私がファシリテーションに少し関わったら、計画がスムーズに進むようになったりして。そんな風に、これまでの経験がちゃんと活かせているなと感じています。

未経験だからこそ、振り幅も大きいと。

K・M:そうですね。異業種でも未経験でも、自分の強みを活かせる場所だと思うので、もし経験がないことで悩んでいるなら、一歩を踏み出してもいいんじゃないかと、私は思います。

この会社には私のような全くの未経験スタートもたくさんいます。「エンジニアになりたい」「AWSを極めていきたい」という強い気持ちと覚悟さえあれば、伴走してくれる素晴らしい環境だということは、しっかりと伝えておきたいですね。

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