はじめに
こんにちは、サイトーです。
2026年3月7日(土)に池袋サンシャインシティで開催された「JAWS DAYS 2026」で登壇してきました。JAWS DAYSは、AWSのユーザーグループであるJAWS-UG最大のイベントで、全国のAWSユーザーが一堂に会する年に一度の祭典です。
今回は三菱電機株式会社の紅林さんと共同で、「巨大組織で四苦八苦!? 三菱電機グループで進めるクラウド移行 ~大規模マイグレーションへの挑戦~」というタイトルでお話しさせていただきました。Track Gのランチセッション(15分)という枠をいただき、お昼ご飯の時間にもかかわらず聞きに来てくださった皆様、ありがとうございました。
本記事では、登壇の振り返りとイベントに参加した感想をお届けします。

セッション概要
三菱電機グループは2025年1月にAWSとの戦略的協業を締結し、全社方針としてクラウドファーストを掲げています。しかし、拠点数30以上、グループ会社200以上、システム数5,000以上、サーバー数7,000以上という巨大な規模を持つ組織であり、全てが移行対象というわけではありませんが、この規模間では「明日からクラウドに移行しましょう」と簡単にいくものではありません。本セッションでは、三菱電機株式会社の紅林さんと共に、大規模組織ならではの課題と、その中で実際にどのようにマイグレーションを進めているのか、クラウド推進側・実行側の両視点でお話ししました。
私のパートでは、クラウド移行に向けたアセスメントの具体的な進め方を紹介しました。アセスメントではインフラ分析、アプリケーション分析、要件分析の3つの観点から調査を行い、サーバーの稼働状況やシステム間の依存関係を把握します。特に重要なのが依存関係の可視化で、密結合なシステム同士はグルーピングして同時に移行する一方、疎結合なシステムは単独で移行可能といった判断ができるようになります。これらの分析結果をもとに、Wave計画として段階的な移行スケジュールを策定していきます。
また、現場で直面した苦労についてもお話ししました。大企業ならではの制約からリモート対応ができず各拠点のサーバルームに直接出向く必要があったこと、数十以上の拠点とリアルタイムで情報連携しながらスケジュールを管理する難しさ、さらにはデータ収集ツールの国内活用例が数件しかなく手順書を一から作成しながら手探りで進めたことなど、大規模組織ならではのリアルをお伝えしました。
2026年4月以降は、アセスメント結果をもとに予算の獲得・体制の構築を行い、AWS TransformやAWS Application Migration Serviceといったサービスも活用しながら、本格的なクラウドマイグレーションに入っていきます。
セッション動画や資料は、こちらに掲載されていますので興味がればご視聴ください。
登壇した感想
今回、Track Gのランチセッション(15分)という枠で登壇させていただきました。ランチタイムの短い時間ではありましたが、お昼ご飯を食べながらでも聞きに来てくださった皆様、ありがとうございました。
私自身、社内やグループ内ではLTや登壇することはあったのですが、社外に向けて話をするのは初めてだったので前日は結構緊張していました。当日登壇の際は、最前列に弊社CEO浅井さんやCOOの小林さんがいたり、周りにも見知った顔が多く、緊張はあまりせず、楽しんで話すことができました。
※プライバシー保護のため、ぼかしています。
登壇の最後に「来年か、再来年か、またいつか、移行後の話ができたら良いと思っています」とお伝えしましたが、その日が来るのが楽しみです。来年はダイヤモンドスポンサー取りにいきます!
会場の様子
今年のJAWS DAYS 2026は池袋サンシャインシティ 展示ホールAで開催されました。テーマは「Mashup for the Future」。参加者は約1,300名を超え、開場直後から長蛇の列ができるほどの盛況ぶりでした。事前のキャンセル待ちも100人以上出ていたようで、AWSコミュニティの熱量の高さを改めて感じました。
会場はセッション用のホールとサポーターブース用のホールに分かれておりました。セッションホールはTrack A〜Gまで7トラックが並行で走っており、最新のAWSサービスの話から初学者向けセッション、コミュニティ活動の話まで、テーマは非常に幅広く用意されていました。どのセッションも興味深く、正直どれを聞くか迷いました。生成AIやセキュリティ運用、最新のAWSサービスなど、刺激的な内容も多く、自分自身のインプットにもなりました。こうした場で最新の知見に触れつつ、自分たちの取り組みをアウトプットできるのは本当に貴重な経験だと感じています。
サポーターブースのホールには、しっかり弊社スペースもありました!
おわりに
JAWS DAYSに参加して改めて感じたのは、AWSコミュニティの力です。1,300人以上が集まるこのイベントを、ボランティアスタッフの方々が中心となって運営しているというのは、本当にすごいことだと思います。
私は弊社に入社して4月で1年になりますが、この一年間走り抜けた結果がこのJAWSDAYSに繋がったと思っています。ですが改めて、会場にいる方々のAWSに対する熱量の高さに刺激を受け自分もまだまだ頑張らないといけないと思いました。来年もまた登壇できるよう、そしてその時には今進めているマイグレーションの進捗をお話しできるよう、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。大規模組織のクラウド移行は、技術だけでなく組織間の調整や文化の違いを乗り越える必要があり、一筋縄ではいきません。しかし、だからこそやりがいがあり、ワクワクするプロジェクトでもあります。皆様にいつかその話ができるのが楽しみです。
運営の皆様、聴講してくださった皆様、そして共同登壇者の紅林さん、ありがとうございました。
それでは、また!
ちなみに弊社、本イベントの参加時間は就業時間扱いになりました。ありがたや!