はじめに
こんにちは!かめのひと歩きです!
私はラスベガスで開催されている AWS の一大イベント 「AWS re:Invent 2025」 にやってきております。
今日は、メイン会場のひとつである The Venetian を中心に、事前イベントや体験型コンテンツをまわってきました。
AI で香水をつくる「The Fragrance Lab」、開発者の悪夢がテーマの「House of Kiro」、そして夜は APJ の仲間が集まる Kick Off Party と、内容の濃い一日。その様子を、現地の空気感とともにお届けします。
1.AWS re:Invent とは?
AWS re:Invent は、AWS が毎年ラスベガスで開催している、クラウドと生成AIに関する最大級のカンファレンスです。
2025年は 12月1日〜5日、ラスベガスのストリップ沿いの複数会場(The Venetian など)で開催 されています。
世界中から開発者・アーキテクト・ビジネスリーダーが集まり、
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新サービス・新機能の発表(キーノート)
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技術セッション、ハンズオンラボ
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Expo でのデモ・相談
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コミュニティイベントやパーティ(re:Play など)
を通じて、クラウド・AI の最新トレンドを一気に浴びられる1週間になっています。
AWS re:Invent 概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | AWS re:Invent 2025 |
| 日程 | 2025年12月1日〜5日(現地時間) |
| 場所 | アメリカ・ネバダ州ラスベガス(The Venetian を含む複数会場) |
| 主催 | Amazon Web Services(AWS) |
| 公式サイト |
2.会場の雰囲気

The Venetian の会場は、朝からすでにお祭りムードでした。
フロアではDJ が音楽で会場を盛り上げていて、テックイベントというよりフェスのような雰囲気。スーツ姿のビジネスパーソンから、Tシャツのエンジニアなど国籍もバックグラウンドも様々。Keynote前日にも関わらず、「ここから1週間、何かが起こりそう」という熱気を強く感じました。
待ち時間に少し話すだけでも、それぞれの国でどんなことをしているかが聞けて、「クラウドを軸にした世界の今」を肌で感じるような時間でした。
3.The Fragrance Lab

Amazon Nova を使った 「The Fragrance Lab」 を体験してきました。
AIとの会話を通じて、自分の好みや雰囲気を伝えると、それをもとに“今の自分に合った香り”をAIが設計してくれる、というコンテンツです。会話内容はそのまま香水のレシピに反映され、トップノート・ミドルノート・ベースノートまで自動で構成されていきます。さらに、その香りの世界観を画像や動画としても生成してくれるので、「香り+ビジュアル+ストーリー」を一緒に楽しめるのが印象的でした。
実際に作ってくれた動画がこちら↓
生成AIがモノづくりや体験設計まで自然に入り込んでおり、技術が「便利さ」だけでなく 「感性」にも寄り添う時代に入ってきていると感じた体験でした。ちなみに実際の香りもとても良かったので、明日から実際につけてみようと思います(笑)
4.House of Kiro(キロの家)

次に体験したのが、「House of Kiro」(キロの家)。「開発者の悪夢」をテーマにした、ちょっとホラーなお化け屋敷風のブースです。
中では、「カオスなコードやバグ、仕様不明なタスク地獄」や「ログやエラーに追われる“開発者あるある”」といった、エンジニアなら見覚えのある「悪夢」が演出されていて、少し笑える要素がありました。
足元にコードエラーが…躓かないように歩きました…(笑)
一方で、Kiro を使うことで、「 spec-driven development(仕様ベースでの開発)」や「vibe coding(コードの“雰囲気”に合わせた支援)」、「agent hooks(エージェントとツール連携)」などによって、「その状況に構造を与えていく」というメッセージも込められていました。遊び心のある演出と、開発者支援のコンセプトがうまく混ざった、印象的な体験ブースでした。
5.【イベント外】APJ Kick Off Party – Bigger, Bolder, Back Together

夜は、APJ(Asia Pacific & Japan)向けのイベント「APJ Kick Off Party – Bigger, Bolder, Back Together」に参加しました。
会場は、ラスベガスのナイトクラブ Drai’s Nightclub(The Cromwell)。
世界クラスのパフォーマンスを楽しみながら、APJ 各国のメンバーと交流できるフェスティバルのような雰囲気。その中に、re:Invent のバッジを下げた参加者がぎっしりいて、「クラウドエンジニアとビジネスパーソンで埋まったナイトクラブ」という、なかなか見られない光景になっていました。
また、フロアのあちこちで、各国の参加者同士が輪になって話をしていて、英語、日本語、韓国語、中国語など、さまざまな言語が混ざり合いながら、同じリージョンで働く仲間たちが、同じ場所にまた集まれたことを喜んでいるような空気があり嬉しくなりました。
昼のセッションとは違う形で、コミュニティのつながりを感じられる場だったと思います。
6.明日(2025/12/02)の予定・注目ポイント
明日の一番の楽しみは、何といっても Opening Keynote with Matt Garman(KEY001) です。
AWS CEO の Matt Garman が登壇し、
AWS が「世界をリードするクラウド」として、どの領域でどのようにイノベーションを進めているのか
基盤となるインフラやサービスをどう作り直しているのか
これからの新しい体験やユースケースをどう描いているのか
といったテーマについて語られる予定です。
個人的には、「今年のキーワードでもある agentic AI(エージェント型AI) が、実際のサービスとしてどこまで組み込まれてくるのか」と、「既存のクラウドインフラ(VPC、コンピューティング、データベースなど)と「生成AI/エージェントがどう組み合わさっていくのか」を意識して聞きたいと思っています。
Day1 から、「技術 × 体験 × コミュニティ」の濃い一日でした。
明日も引き続き、現地の様子と学びをレポートしていきます。