はじめに

こんにちは。かめのひと歩きです!

AWS re:Invent といえば、最新の技術セッションやKeynoteに注目が集まりがちですが、実は“体験型イベント”も大きな魅力のひとつです。

今回は、re:Collection Club でもらったストラップとピンバッジ をきっかけに、実際に私が参加したイベントを、体験とあわせてご紹介します。

ピンバッジは単なる記念品ではなく、「参加した証」そのもの

あとから見返すだけで、その時の空気や感情までよみがえってくるのが、とても面白いところです。


1.re:Collection Club とは?

re:Collection Club は、re:Invent 会場内で参加できるコレクション企画です。

  • 最初に 専用ストラップ が配布される

  • 対象イベントや体験ブースに参加すると 限定ピンバッジ がもらえる

  • そのピンをストラップの穴にはめて、自分だけの re:Invent 記録が完成する

まさに「re:Invent の足あとを集める」仕組みで、自然と会場を歩き回るモチベーションにもなります。ただイベント自体の時間が被ってしまっていることもあり、残念ながら自分だけで全てを集めることはできませんが、記録として残せるのは嬉しいですね。


2.Hydrate & Help: Impactful Solutions(ACT019-R1)

Hydrate & Help は、re:Invent 期間中の水分補給を通じて、寄付につながるチャリティ型イベント。水を汲んだり参加手続きをすることで、世界の安全な水供給プロジェクトへの支援につながります。
私自身もブースに立ち寄り、ピンバッジをゲット。さらに今回のイベントでもらえたボトルのカスタマイズができます!

この体験は、ただの“イベント参加”ではなく、「この場にいることで誰かの役に立つかもしれない」という、ちょっと大きな意味を含んでいて、re:Invent の “ただ学ぶだけ” を超えた側面を感じました。


3.Tattoos & Piercings(ACT008-R2)

技術カンファレンスとは思えない、ユニークな体験ブース。ここでは、AWS ロゴなどのデザインによる タトゥーシール、ピアス、あるいは本物のタトゥー を選べる体験がありました(私は “タトゥーシール” を選択しました)。「AWS の参加の証を肌に刻む」という、かなり遊び心とインパクトのある試み。会期後には消えてしまう一時性も、「今この瞬間だけ」の思い出、という気持ちにフィットしました。


4.Banana Stand — フリーのバナナ配布スポット

会場の一角で見かけたのが、Amazon 本社(シアトルオフィス)にもあるという “Banana Stand”。

大きなトランクにたくさんのバナナが入っていて、参加者は自由に取って食べられる、気軽な休憩・補給ポイントでした。長時間のセッション/移動の合間に、気軽にエネルギー補給できるのは地味にありがたく、「あ、そういえばバナナ食べたなあ」と振り返るたびに思い出します。

※re:Inventのご飯事情
朝ご飯は9時まで、昼ご飯は13時まで用意されましたが、それ以外にも果物やドーナツなどの間食が用意されていたので食には困りませんでした。またThe Venetian内のスターバックスでは2つのドリンクと2つのフードまで無料!流石です…。


5.S3 Bucket キャラクターとの遭遇

会場では、Amazon S3 のバケットをモチーフにしたコスチュームを着たキャラクター(通称 “S3 Bucket”)が歩いており、見かけたらピンバッジをもらえる、という仕掛けがありました。

実は私は、2日間連続で別バージョンの S3 Bucket に遭遇 しています。

☝ ㊧初日:標準の S3 バケット/㊨2日目:S3 Vector バージョン

同じ S3 モチーフでも、日によってコスチュームが変わっていた のがとても面白く、「今日はどの S3 がいるんだろう?」と、会場を歩く楽しみが一つ増えました。単なる着ぐるみではなく、“バージョン違いで集めたくなる存在” として設計されているあたりが、さすが AWS だなと感じます。プロダクトの進化が、そのままキャラクターにも反映されているようで、技術イベントならではの“遊び心ある表現” がとても印象に残りました。


6.AWS re:Invent 5K Race(ACT002)

この 5K Race は、早朝のラスベガスの街を走るランニングイベント。テックカンファレンスで“ランニング”という意外な体験ができるのが、re:Invent ならでは。

私はこちらでの体験を別記事にまとめていますので、詳しくはこちらをご参照ください。

[re:Invent 5K Race 参加レポート記事リンク]

この記事では、軽く触れるにとどめますが、「クラウドエンジニアが朝のラスベガスを走る」という、この場でしかできない体験が、いい思い出になりました。


7.Ice Barr Trivia(ACT003)

こちらは、AWS Chief Evangelist(チーフ・エバンジェリスト)の Jeff Barr さん を迎えて行われた、AWS トリビアナイトです。

会場はなんと “アイスバー(氷のバー)”。室内は本当に氷で囲まれており、かなりの極寒空間でした。

Jeff Barr さんは、AWS の最新サービスを誰よりも早く発信し続けている 公式ブログ「AWS News Blog」の執筆者 としても非常に有名な方で、多くのエンジニアが「この人のブログで新機能を知った」という経験を持っている、まさに AWSの顔の一人 です。

「極寒のアイスバー × AWS クイズ × 世界中の参加者」 という、完全に非日常の体験で、“技術 × 遊び × コミュニティ” がきれいに混ざり合った時間だったと思います。ピンバッジと一緒に振り返ることで、「あの寒さ」「あの笑い」「あの一体感」まで含めて思い出として残る、印象的なイベントでした。


8.もらえなかったピンバッジと、集めた感想

今回、以下のようなイベントも候補にはあったものの、残念ながら私はバッジをゲットできませんでした・・・

  • Amazon’s World Famous Chicken Wing Eating Competition (ACT012) — チキンウィング早食いコンテスト

  • Bingo After Dark (ACT001) — DJつきビンゴナイト

  • Magic: The Gathering コラボイベント (ACT004)

  • Rock, Paper, Scissors Relay (ACT016) — ジャンケン大会

  • CLOUD CRAMLER…これは何のイベントなのか分からなかった。悔しい。

どれも雰囲気も楽しそうで、「参加したかった!」と思うものばかりでした。ただ逆に言えば、ピンバッジを全て集められなくても、“自分なりの re:Invent の楽しみ方” を持てるのが re:Collection Club の良さ。「今回はここまで」でも、帰国後にピンを眺めながら「次はあれに参加してみよう」と振り返ることができるのは、いい意味で自由な遊びの設計だと思います。


9.まとめ

私にとって re:Invent は、ただの “クラウドカンファレンス” ではなく、「体験」「思い出」「交流」 を “手触りのある形” で持ち帰れる場になりました。re:Collection Club のピンバッジは、そのすべてをひとまとめにする小さな“箱”。技術セッションやワークショップももちろん大切ですが、「ちょっとした遊び」「ちょっとした冒険」「ちょっとした休憩」があることで、re:Invent 全体の思い出が、もっと豊かになります。来年のバッチも楽しみですね!

クラウド初心者もベテランも、「学ぶ」「見る」「集める」「体験する」をバランスよく楽しむことで、re:Invent という場を、もっと自分らしく、満喫できるはずです。